第35回ドラムのミキシング方法パート2
ワクワク先生の作曲講座を今まで月1で35回も受けてきて、備忘録として学んだポイントを残そうと思いつつ、いつかやろうとそのままになってしまっていました(^^;
これではかなり忘れるし、作曲の実践にも役立てられない現状があったので、確実に自分のものにするためにもこれから備忘録日記を付けていくことにしました。
作曲初心者、DAW初心者の方々のお役に立てたりもするかもしれませんので、そうなったら嬉しいです。
今回はドラムのミキシング講座の2回目。
ドラムトラックのEQとコンプのかけ方は、
今まではドラムトラックを1トラックで作ってバスドラにもリバーブをかけてしまっていました。
これをやっていたのでリバーブがかかりすぎの締まらない曲の仕上がりになっていた事が分かり、とても重要な講座でした^ ^
今回の宿題は、
「前回作ってもらった、バスドラのCubaseファイルを開き、図35-11の宿題ファイル(テンポ=140)を加えて、自分なりのミキシングをして下さい。
つまり、全てのドラムが含まれた、1つのCubaseファイルが出来る状態ですね。
バスドラは、前回と同じ設定(EQ、コンプ、リミッター)でもかまいません。
問1のように調整した理由(目的)を書いて下さい」
でした。
ドラムのミキシングは今まで前述のとおり、超適当だったので、バスドラとスネアとハイハットとシンバルとパーカッション毎にトラックを分けてコンプやリバーブをかける
ということ自体知らなくてやっていなかったので、それを知った時
「うわ、そんな事までするんだ、細かくて面倒だなあ〜」
と思ってしまいましたが、講座を終えてなるほど!これは必須だ!と思えました。
それは、バスドラ、スネア、ハイハット、シンバル、パーカッションと、それぞれの音が一番最適に聴こえる周波数帯があり、それをうまく強調したり、不要な周波数帯をカットすることで入ってしまうかもしれないノイズを予防カットする必要があるからです。
今回はまず、ポイントのブーストなどの数値を覚えるため、先生から教わった設定をほぼ真似しつつ、耳で聴いて少しだけ変えて値定してみました。
■提出した回答
●バスドラ(キック)
前回の設定+Qファクターをいじってピンポイント感を強めました。
コンプは元々音圧があるので軽めにかけ音割れ防止に更にリミッターをかけました。
●スネア
ノイズカットのため、超低域の100~200Hz未満をカット。
ほんの少しだけアタック感を付けるために、
2kHz~6kHzあたりでEQポイントを探し「Qを狭く、レベルを高く」して目当ての周波数帯を探し2.5kHzを3dBほどブーストしました。
そして、少し抜けを良くしたいので、
6kHz~12kHzあたりでEQポイントを探し
7.5kHzを3dBくらいブーストしました。
コンプでアタック感を強めに出したあとに音割れ防止のためリミッターをかけました。
●ハイハット
クローズハイハットの抜けを良くするため、10kHzあたりをブーストし、
オープンハイハットの1kHzあたりをブーストしました。
そして、クローズハイハットとオープンハイハットの間の周波数帯である2.6kHzあたりは少し抑えるため ややカットし、低音域の300Hz以下を、バッサリとカットしました。
●シンバル1とシンバル2
ハイハットと EQポイントやコンプの設定も同じにしました。
●パーカッション
音をはっきり出すため10kHzを+6dbほど上げてみました。
●パンの設定
バスドラとスネアは低音楽器のため中央にし、高音楽器のハイハットは左寄り、同じく高音楽器のパーカッションは右寄りに振り分けました。
■提出後の先生の添削
この回答で、バスドラ、スネア、ハイハットは
EQポイントやコンプの設定も適切だったのですが、シンバル1・シンバル2が駄目でした。
シンバル1とシンバル2のEQはハイハットと同じ設定にしていたのですが、
「シンバルは、ハイハットとはEQポイントが異なるので、シンバル独自のEQ調整をしたほうが良い。」
「高音を少し強調しても良いし、EQ調整の必要を感じなければ調整なしでもかまわない。」
「パンはうまく振り分けられているが、しいて言えば、2つあるシンバルも少し左右に開いておいたほうが良い」
と指摘を受けドラムのミキシングがかなり勉強になりました!