音割れ防止に、
最後にリミッターも加えておくと良い。
イコライザーは、
Cubase7.5では、StudioEQが使いやすい。
インサート(ダイレクトインサート)を使う場合、Stripのエフェクト(EQなど)はOFFにしておく。
エフェクトは上から順に読み込まれるので、リミッターは最後に挿入するようにする。
リミッターは、コンプのレシオを「∞:1」にしたようなエフェクト。
リミッターのスレッショルドを「0dB」に設定しておくと、
「0dB」を超えた「割れるはずの音」を
「0dB」に抑えることができる。
よって、一時的に大きな音が鳴っても、
音が割れる心配が無いので便利。
(特別に大きな音が鳴った時は、音が割れる場合がある)
この時、リミッターのアウトプットゲインなどは、調整しても良いが、無理に変更する必要はない。
音量調整するのであれば、
ボリュームフェーダーを使ったほうが良い。
リリースタイムも、最小値にしておく。
Cubaseのリリースタイムは、最初は500msに設定されているが、このままだと長すぎる。
最小値にした時、
音質が変化するようであれば、
少し長くしてもかまわない。
リミッターだけで音圧を上げることもできる。
スレッショルドを「0dB」に設定し、その後、アウトプットゲインで全体の音量を底上げすれば、音圧を上げることができる。
この場合、コンプとは違い、音の強弱が無くなってしまうので、増幅のやり過ぎには注意が必要。
できれば、リミッターだけで音圧を上げるのは避けた方が望ましい。
音圧はコンプで上げ、リミッターは音割れ防止に専念させた方が良い。
つまり、コンプのほうでGAINを上げ、
リミッターのスレッショルドは
「0dB」にしておくということ。
(「input」「output」のバランスによって、スレッショルドを表現するリミッターもある。
このタイプの場合は、「input」「output」とも「0dB」にしておく。)