第47回【ブラスセクション】2018年1月22日
■金管5重奏の作り方
■宿題
コード進行を書き、
トランペット2パート、ホルン、トロンボーン、チューバの楽器で金管5重奏を作る。
■その1:
ブラスセクションとは
ブラスセクションの作り方
DTMの打ち込みでブラスセクションを表現する場合、大きく分けて2通りの方法がある。
1、生演奏と同じ方法
2、シンセブラスを使う方法
■その2:ブラスセクションの編成
Tp:トランペット
Trb:トロンボーン
Sax:サックス
Hrn:ホルン
Tb:チューバ
・2管編成
「Tp+Tp」「Tp+Trb」「Tp+Sax」など
・3管編成
ポップスなどに多い。
「Tp+Trb+Sax」「Tp+Tp+Trb」「Tp×3」など。
・4管編成
3管編成に「Tp」「Trb」「Sax」または
「Hrn」が加。
・5管編成
組み合わせは様々。
「Tp+Tp+Trb+Hrn+Tb」など。
・6管以上の編成
組み合わせはいくらでもあるが、
ほとんどの場合、Tpは使われる。
■その3:オープンヴォイシングの作り方
「クローズボイシング」➡
1オクターブ以内で構成されているコード
「オープンボイシング」➡1オクターブ以上のヴォイシング
オープン(1オクターブ以上)にする事でサウンドに広がりが増し、柔らかい感じになる。
アップテンポには向かないが、スローテンポに向いている方法。
オープンボイシングは、
「ドロップ」のテクニックが4種類ある。
ドロップを使った結果、
音域が低すぎると感じた場合は、
全ての音を1オクターブ上げてもかまわない。
■その4:ブラスセクションの作り方
■その5:作成ポイントと手順
ポイントをまとめたものと、
作り方(手順)のヒント。
【手順1】
ピアノでコード進行を作り、
曲の骨格を固める。
【手順2】
「ドロップ2&4」などを使って、
オープンボイシングにする。
【手順3】
各楽器の使用可能音域を考慮しながら、
ピアノを、金管五重奏の楽器に置き換える。
各楽器の音域に合うよう、転回させても良い。
ベース(ルート)は、最も低い音域が出せる「チューバ」に担当させる。
【手順4】
楽器単体で聞いてもメロディに聞こえるように、動きをつける。
【手順5】
パンを調整する。
【手順6】
各楽器を詳細に打ち込む。