第48回【シンセブラスのブラスセクション】備忘録要点

第48回【シンセブラスのブラスセクション】2018年3月8日(木)

ポップスなどでは、アクセントとしてシンセブラスがよく用いられる。

 

■その1:シンセブラスセクションの基本

・ベロシティ 

和音の場合は、構成音を全て同じベロシティにするのではなく、
一番高い音と一番低い音のベロシティを強くし、内声のベロシティはやや弱くする。

すると、フレーズがしっかりし、なおかつ厚みのある響きになる。
(手弾きの場合は自然にこのようなバランスになる。)

ステップ入力をすると、コード構成音が全て同じベロシティになることがあるのでベロシティを調整。

 

・デュレーション

アクセントとして使うブラスの場合、音の長さは大体均一で良いが、フレーズによってはメリハリが必要。
フレーズによって、音符を長くしたり短くしたり、最適なノリが出せる長さを見つける。

(今までどおり耳で聴いて調整すればok)

・音色

音色は単音の楽器ではなく、
「ブラスセクション」「シンセブラス」などの音色を使う。
GM音源ならば
「62番:ブラスセクション」や
「63~64番:シンセブラス」。

そのほかにも、音源によっては様々な種類がある。
単体の楽器名ではなく、いくつかの楽器が組み合わされた音色を選ぶと良い。

 

・ボイシング

クローズボイシングでもかまわないが、
音に広がりが欲しい時はオープンボイシングを使う。

クローズボイシングは鋭い音なので速いフレーズ、
オープンボイシングは広がりのある音なので、
比較的ゆったりしたフレーズが似合う。

さらに音の厚みを付けたい時や、フレーズをはっきり聞かせたい時は、
オクターブ下にユニゾンを加えても良い。

トップ音と同じフレーズを1オクターブ下でも鳴らすと、フレーズが引き立つ。

トップ音ではなく、第2声をオクターブ下でユニゾンさせると、豊かな響きになる。

オクターブ下でユニゾンさせる音は、
トロンボーンなどの単音楽器を使っても面白い。
 

■その2:ブラスアレンジ

 「アクセントとして使われるブラス」を作るポイント

アクセントとしてブラスを加えると、曲が引き締まる。

 

1、毎回同じ(ような)フレーズを使う

こうすることでノリが出せる。
毎回違うフレーズだと、ちょっと耳障りになる事があるが、符割がほぼ同じならば、多少は変化してもかまわない。
印象が大きく変わらなければok。
 (フィルイン部分は大きく変えてもかまわない)

2、短いフレーズを使う

アクセントなので、短いフレーズの方が効果的

3、小節の前か後ろへ片寄らせる

ブラスは、メロディに「間の手(あいのて)」を入れる感じで使う。
メロディが無い部分や、音が伸びている部分、
あるいはメロディと部分的にユニゾンする感じで使っても良い。
メロディをサポートする感じで使うと良い。

4、フレーズの動き方

「アクセントとして使われるブラス」は
前の小節から上行(または下行)し、次の小節で「キメ」というパターンが多い。
その場合、上行(または下行)部分は単音かユニゾン、
「キメ」の部分はコードにし、ピタッと止めるかグリスで終わるようにする。

■宿題

チャンネル1(トラック1)にメロディ、
チャンネル2(トラック2)にシンセブラス、
チャンネル3(トラック3)に右手コード、
チャンネル4(トラック4)にベースで作ってください。
さらに楽器を追加してもかまいません。

コード進行表はメールに記載してください。
データを見れば分かるので、下記ような表記でかまいません。
小節ごとに区切り線は付けてください。

(解答例:C GonB Am G |F G|Am AmonG FM7 Em7|・・・) 

■問1:シンセブラスを取り入れた、「歌モノ」の曲を作ってください。

ただし、以下の条件を満たすように作ってください。

・「アクセントとして使われるブラス」を意識し、前の小節から上行(または下行)し、次の小節で「キメ」というパターンを取り入れてください。

・この時、上行(または下行)部分はオクターブユニゾン、「キメ」部分は4和音以上の和音にしてください。

・どこかにグリスを取り入れてください。

・曲の長さは自由です。8小節程度の短い曲でもかまいません。

・コード進行も忘れずに書いておいて下さい。

 

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